鉄緑会の費用を学年別に徹底解説！気になる指定校や評判までご紹介

鉄緑会は、中学1年生から高校3年生までの中高一貫校の生徒を対象にした、東京大学受験指導専門塾です。東京大学の医学部や法学部の、学生・卒業生によって作られた学習法に基づいて、学習を進めていきます。

中学1年生から高校2年生であれば、4月・7月・10月・1月の年4回のいつからでも入会可能で、高校3年生の場合は4月のみ入会可能です。しかし、原則、鉄緑会が指定した東大進学有名校に通う生徒しか入会できません。また、指定校に通学する生徒も、入塾テストの結果によっては、入会できない場合があります。

2019年5月時点での鉄緑会の指定校には、以下のような学校があります。

入会条件に該当する場合は、ご紹介する料金などを考慮したうえで、入塾を判断しましょう。

鉄録会の料金は、他の集団指導塾と比べてどうなのでしょうか。以下は、各集団指導塾の料金表です。60分あたりの授業料を表記していて、（）は正規の授業時間です。

ここからは、鉄緑会の費用をご紹介します。他の塾と比較して、高いのか安いのかを確認して、入塾テストを受験するかどうかを判断する際の参考にしてください。

鉄緑会に入会し、通塾した際には、入会金や授業料・教材費が必要です。入会金と教材費については、学年によって、以下の料金がかかります。

年度やタイミングによって、料金は異なる可能性があるため、「約」を付けて記載しています。参考程度に確認しておきましょう。

入会金は、中学1年生から高校3年生まで同額です。教材費は、受講科目数が増えると2倍、3倍と増額します。

また、中学1年生から高校2年生については、半年にかかる料金ですが、高校3年生の場合は9ヶ月あたりにかかる料金となります。

1科目につき週に1回、約3時間の授業が行われる、鉄緑会の授業料をご紹介します。年額については、月額から計算し、60分あたりの料金は、1ヶ月を4週間、休講期間がない月を想定して算出しています。

料金は年度やタイミングによって変動する可能性があるため、「約」を付けて表記しています。参考程度に確認してください。また、中学生と高校生では、コース体系が異なるため、参考にする際は注意してくださいね。

まずは、鉄緑会の中学生の料金を確認しましょう。中学生の場合は、英語と数学の総合学力レベル別に、1クラス18人の少数精鋭の特別選抜コースである「レギュラーコース」と、1クラス30人程度の「オープンコース」の2つのクラスに分かれます。

以下の60分あたりの料金は、1ヶ月を4週間と仮定し、休講期間がない月の場合で計算しています。

レギュラーコースでは、1科目のみの受講はできません。レギュラーコースは半年間クラスが固定されますが、2月と8月にある校内模試の英語と数学の2科目の成績によっては、変わる可能性があります。

次に、高校生の授業料をご紹介します。高校生の場合、英語と数学の2科目の選抜試験の結果によって入会が判断されます。

鉄緑会では、学年によって細かい費用は異なります。各学年の料金をきちんと確認しましょう。

鉄緑会では、中学1年生以外は塾生しか夏期の特別講習を受講できません。中学1年生であれば、鉄緑会の生徒でなくても英語もしくは数学の夏期集中指導を受けられます。

鉄緑会の夏期集中指導では、1科目1日2時間の授業を5日間受けられるものを「1講座」とし、1講座約19,000円で受講可能です。たとえば、英語1講座を受講する場合は約19,000円、それに加えて数学も受講すると、約38,000円がかかります。また、夏期集中指導の料金には、教材費が含まれています。

鉄緑会では、個別指導にて学習を進められる「ベネッセ鉄緑会個別指導センター」があります。個別指導センターでは、鉄緑会が認定した優良講師による指導を受けられて、新たな視点やモチベーションが得られます。

また、学校行事や短期留学などによって、遅刻・欠席が続いた際の補講にも活用できます。中学1年生から高校3年生まで受講できるため、料金を確認しておきましょう。

登録料は、生徒が進級した際に登録更新料10,290円がかかる仕組みです。パソコンから自宅で受講可能な「Web指導コース」を選択した場合は、システム維持費として月に3,090円が必要です。

授業料は、月4回以上、曜日・時間固定で受講する場合の金額です。1コマは80分です。また、医学部講師を指定する場合や、高校3年生の場合は追加で2,060円がかかります。

鉄緑会と、その他の東大医学部を目指す塾の料金を比較してみましょう。以下の表は、高校3年生の入学金と、週に1回通塾した際の60分あたりの料金です。

鉄緑会については、週1回の通塾回数のコースが複数あるため、60分あたりの料金・月額授業料のどちらも最安値を表記しています。一回の授業時間は、各塾で異なるため、60分あたりの授業料の後ろに括弧にて記載しています。年度やタイミングによっても各種料金は変動するため、金額には「約」を付けて表記しています。

他の東京大学の医学部などを目指す塾と比べると、料金は安い傾向にあるようです。ただし、受講科目数によって料金は細かく異なるため、詳しい情報を知りたい場合は直接塾に問い合わせてみましょう。

鉄緑会では、通常授業料で1回3時間の授業を受けられることに加えて、居残り指導も受けられます。これは、生徒全員に東大現役合格の学力を身に着けてもらうことを目的としているためです。

授業の内容によっては、十分に理解できない場合があります。そのような場合に、居残りや個別指導を追加費用無しで行ってくれるので、生徒それぞれに応じた学習方法で、最大限高い学力を身に付けられます。

鉄緑会の、費用以外の特徴を説明します。入塾を判断する際には、費用以外に、指導体制や講師の質、アクセスなどをきちんと確認しておけると安心ですね。

鉄緑会の特徴は、東大への合格実績です。毎年多くの東京大学合格者を輩出している鉄緑会の、具体的な合格実績を確認してみましょう。

以下の表は、2019年の合格実績です。

2019年の東大合格者数は、推薦入学を合わせて3,125名です。そのため、2019年の東大合格者のうち、約12％は鉄緑会の生徒となります。

鉄緑会については、教材の質の高さや、東大受験に特化した塾であることから、東大合格に向けて最適な勉強方法を提案してくれる点や、生徒のやる気を引き出す仕組みなどに高評価があるようです。

一方で、講師レベルが講師ごとに異なる点に、不満を覚えている方もいるようです。

鉄緑会の料金と、その他の特徴を説明しました。東京大学受験専門塾である鉄緑会は、入会可能な生徒が限定され、毎年多くの東大合格者を輩出している塾です。

特徴的なのは、他の東京大学の医学部などを目指す塾と比べると、料金は安い傾向にあることです。比較的低価格で、現役で東京大学に合格した人の中から厳選された講師の授業を受けながら、東京大学合格に向けて、効率的に学習を進められます。

ただし、学年や受講科目数によって料金は大きく異なります。また、入塾には、指定校の生徒であるか、もしくは入塾テストを受験する必要があります。鉄緑会についての情報をきちんと確認したうえで、入塾を判断しましょう。