暁星国際中学校
暁星国際中学校は1979年に開講された私立の共学中学校です。大きな敷地をもっており、寮生も非常に多い中学校で、入学してから寮生活を始める学生も多いです。
非常に大きな特徴があるので、個人ごとに適正はあると思いますので、入学させるかどうかは慎重に検討すべきでしょう。
暁星国際中学校の基本情報
■教育理念
暁星国際中学校の最大の特徴ですが、この学校はキリスト教系の学校になっています。そのため教育の特性も、キリスト教精神に基づく人間教育となっています。
もちろん、学力の中でもキリスト教が幅を利かせている世界で通用する語学教育をしっかりと行うという特徴があります。
また、国際的な思考である個性の重視も取り上げており、その専用の特別コースも用意されており、そちらに入学して個性に磨きをかける生徒もいます。
「地の塩、世の光」。
協調性、社会性、国際性、心身をすこやかにという教育理念をかかげている点も普通の日本的な学校にはない部分ですね。
授業の面では、少人数のクラス編成を行い、科目ごとの習熟熟練度編成による授業をおこなっています。そうすることによる学力の向上による希望進路の実現を目指します。
また、英語教育に力を入れるために、外国人教師によるインターナショナルコースも用意されています。
余談ではありますが、高等部に進学した場合にはスポーツと学業の両立で進学を目指すアストラインターナショナルコースもあります。
また、学生に合わせた授業コースが用意されています。自身のテーマを深く探究するヨハネ研究の森コースなどの4コースで、それぞれの生徒に合わせた目標達成を目指します。
寮を併設し、土日でも最低の3時間の自習時間の設定、図書館も夜10時まで利用可能となっており、自主的な勉強も補佐します。
もちろん、各教科ごとに進学に特化した授業が展開されるようになっており、学生たちが目指す進路をより確実にします。
東京ドーム5個分の広い敷地に、校舎やグラウンド、体育館、テニスコート、プール、野球場、寮があります。この敷地は緑に囲まれた環境にあり、自然の傍で学生生活を楽しむことができます。
暁星国際中学校の生徒数と併設および系列校
暁星国際中学校の生徒数は合計で169名と比較的少数になっています。その中で男子102名、女子67名となっており、男子生徒の比率が高くなってます。
なお、生徒たちは四つのコースに分かれており、それぞれのコースごとの生徒数は以下の通りです。
合計98名男子63名女子35名。
インターナショナルコースは
合計53名男子24名女子29名。
ヨハネ研究の森コースは
合計18名男子15名女子3名。
以上のように、特進・進学コースは非常に多く、ヨハネの研究の森コースは少なめです。
併設校および系列校には暁星国際小学校、暁星国際高等学校、暁星国際学園新浦安幼稚園、暁星君津幼稚園、暁星国際流山幼稚園、暁星国際流山小学校があります。
小学校や幼稚園が多く、そこの卒業生も通っており、エスカレーター式にそのまま系列校の高等学校に進学する生徒も多数います。
暁星国際中学校の入試情報
2018年度は特進・進学コース、インターナショナルコースを募集しています。
試験区分は推薦入試、一般Ⅰ期、一般Ⅱ期A、一般Ⅱ期Bと全部で四つにわけられています。
募集人数は合計で95名。
受験料は一律で20,000円となっています
入試科目や選抜方法は国語もしくは英語。算数もしくはarithmetic。面接とこちらも固定されているので、どの入試方法でも同じ準備ができるようになっています。
■推薦入試
出願期間が11月21から28日で、選考日が12月1日、合格発表日が12月5日で、入試手続の締切が12月15日になります。
■一般Ⅰ期
出願期間が1月9日から1月16日です。選考日が1月22日、合格発表日が1月25日、締切日が2月9日になります。
■一般Ⅱ期A
出願期間が1月21日から2月2日、選考日が2月5日。合格発表日が2月8日、締切日が2月16日になっています。
■一般Ⅱ期B
出願期間が2月12日から2月21日、選考日が2月25日、合格発表日が2月28日、締切日が3月7日に設定されています。
昨年度の入試結果は入試区分は同様で、推薦入試で35名、一般Ⅰ期に30名、一般Ⅱ期寮日程で15名の70名を募集していました。
暁星国際中学校の部活について
■運動部
暁星国際中学校の合計で6つあります。サッカー、硬式テニス、バスケ、野球部、陸上部、バドミントン部の以上になります。
バドミントン部とサッカー部以外は活動時間が2時間ときっちり決められており、サッカー部が火曜から日曜日まで放課後から日没まで、バドミントン部が週三回の1時間半のみになっています。
■文化部
暁星国際中学校の合計8つになります。音楽部、写真部、美術部、囲碁部、科学部ダンス部、家庭株、英国紅茶研究会です。
珍しいのは英国紅茶研究会でしょう。キリスト教の学校らしさが見受けられますね。
暁星国際中学校の進学状況
■高校
中学の卒業生の進路は上述の系列高校への進学が主になっています。それ以外の高校への入学はほとんどありません。
■国公立
国立大には年間数名が進学しています。中でも東京大学や筑波大、広島大学、東京外国語大学などのレベルの高い国公立大学へ入学している卒業生たちがいます。
■私立大学
私立大学へは圧倒的多数の卒業生が入学しています。早稲田慶応を始め、武蔵大、国際基督教大、駒沢大、国学院大、亜細亜大、立命館などの名前の良く知られた学校が多いです。
■文科省管轄外の大学
防衛大学校に過去三年間で1名います。
暁星国際中学校の学費について
初年度の合計で2,598,200円。入学手続き時に入学金300,000円、施設費135,000円、その他費用で150,000円の合計585,000円がかかります。
一年時終了までに授業料300,000円、施設費120,000円、その他費用として1,593,200円がかかります。
なお、こちらは寮生コースであり、通学生とは異なり、少々高めに設定されています。寮生でなければもう少し学費は抑えられます。
暁星国際中学校の学生生活
■学習について
三つのコースで早期から進路と適正を見据えた上での学習を行います。
土曜日には50分、五時限の通常授業を実施しており、長時間でなおかつ授業数も十分に確保できています。
■学校行事について
体育祭、学園祭、遠足、校外学習、球技大会があり、さらに三年時には海外への修学旅行を行っています。
■オープンキャンパス
年内に3回、来年に1回学校説明会があります。日程は7月7日、8月7日、10月6日、1月12日、コース説明、授業見学、寮見学を行っています。
また、9月22日、23日の二日間の学園祭にても、各学年の研究発表やバザーなどを行い、一般の方でも参加可能です。
まとめ
キリスト教系の中学校ということで、かなり特徴のある学校です。
キリスト教的な教育はもちろんのこと、英語学習もしっかりと行え、さらによりレベルの高い大学への進学を考えている生徒たちの学力を向上させられる授業を中高一貫で行っている部分にも注目できます。
通学をすることもできますが、寮生になることもでき、親元を離れて生活させてみることも、心配ならば親元に置いての通学もさせられる、選択することができるというのも非常に大きな特徴だと言えるでしょう。
実際に行ってみないと分からないこともあると思いますので、ぜひオープンキャンパスなどを利用してお子さんがどのような反応をするのか、行ってみたいと思わせる何かがあるかどうかなどをしっかりと見極めて進学できるといいですね。
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