1.教育方針
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校の建学の精神は「常に真理を追究し友情を培い広く社会に貢献する人間形成を目的とする」です。
共学ではありますが、学校全体で生徒数が100名に満たないなど、非常に少人数で一人一人の個性や感性、素質を重視した教育が可能な環境が出来上がっています。
また、知識や知能を偏見なく中立的に手に入れる指導や教育を重点的に行うことを目指し、「心の学習」を通じて豊かな人間性を身に着けるためのカリキュラムを心掛けています。
学力というわかりやすい数値だけでなく、思考力・想像力の源泉となる知力や、調和のとれた豊かな心を手に入れられる教育を実践していくことを前面に押し出しており、充実した中学生活を送れるでしょう。
また、親御さんの信頼と期待についても考慮されており、責任感のある体制も整えられています。
2.部活や進学情報
■部活
中学校生活において、非常に重要な位置を占める部活動ですが、秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校では、学校全体の人数が少ないので、中学生の部活という意味では他の学校と比べて活発であると言い切れないのが現状です。
特にサッカーや野球などのある程度の人数でチームでというスポーツは、残念ながら活動が難しい現状があります。
しかし、柔道や空手道などの武術や、テニスにおいては非常に注目されています。
これらは、伝統的に中高合同の部活動となっているため、中学時代から高校のレベルに合わせて練習が出来るという環境が整っているのです。
そのため、全国大会出場者を輩出するなど、目覚ましい成果が出ている部活動もあります。
最近では女子野球部が創設され、こちらも全国大会に出場するなど、少人数でありながら密度の濃い部活動生活が期待できるでしょう。
■進学
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校は、中高一貫校ということで、ほぼ全員が高校は秀明八千代高校へ持ち上がり進学をします。
そこで今回は大学の合格実績に注目してみましょう。
まず、国公立ですが、最も偏差値が良いとされる大学は筑波大学になります。
毎年1~2名の進学実績があります。
他には都留文化大や静岡大、東京学芸大などの進学実績がありますが、全体的にあまり国公立は進学していないという現状です。
私立に関しては、まず最も多いのが秀明大への内部進学となります。
とはいえ、早慶上智やいわゆるMARCHと呼ばれる学校にも合格実績があります。
他にも、日本大や東洋大、専修大といった大型の大学にも合格実績があり、必ずしも秀明大に行くことが進路とはなっていません。
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校に入ったら秀明大に行かなければならないといったことはなく、自身の努力や意志によって、その後の進路の変更は大いに可能といいえるでしょう。
また、系列大学として、イギリスのケント州にCCC秀明カンタベリー大学・キングスゲートカレッジの2つの大学があり、将来海外へはばたくための基礎作りとして秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校を選ぶことも、夢ではありません。
3.入試情報
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校に遊学するための入試情報について確認していきましょう。
まず、秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校では、2018年度の入試出願より、インターネットによる出願を導入しています。
そのため、決められた期間内に秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校のHPに公開されている、決められた専門サイトから、出願を行う必要があります。
利用期間は7月の中頃から発表されますので、ぜひ確認してみてください。
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校では、一般入試の他に専願入試があります。
専願入試とは、主に私立の中高一貫校に備わっている入試形態で、「合格した場合には必ずこの学校に入学する」という確約の元、願書を提出する必要があります。
この専願入試では、一般入試で出願をした人に比べて、一定の点数が加点されるなどの優遇措置が取られることが多い一方で、面接での点数が厳しくなる傾向があるのが特徴といえるでしょう。
子供の性格や性質を見極めて、ぜひ相談しながら決めてみてください。
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校における募集人数は、男女ともに60名となっていますが、学校側は特段、この人数に拘りはないようで、この人数に満たさない状況でも、試験日が過ぎてしまえば終わりという形をとっています。
そのため、2018年時の中学1年生の人数は男子22名女子11名ですが、3年生の人数は男子10名女子7名と非常に幅があるのも特徴といえるでしょう。
試験区分として専願入試と一般入試があると先述しましたが、専願入試では、国・算・英から2科目が選択できるのに対し、一般入試では国・算の2種類が確定しています。
また、専願入試は12月の早い時期に行われるのに対し、一般入試はA/B/Cと3つの日程が組まれることが多く、専願入試であれは比較的早い段階で受験のプレッシャーから抜け出すことも可能です。
また、中高一貫校らしく、専願入試にも一般入試にも面接がありますが、特段、特別な訓練などは必要ありません。
他の一貫校と同じような対策で十分に合格ラインに届くことが予想されます。
4.学費や学校生活
それでは最後に、入学の際に気になる学費についてみてきましょう。
まず、入学手続きの際に入学金250,000円と施設費100,000円の合わせて、350,000円がかかります。
そのうえで、1年修了時までの授業料が288,000円とその他として小計で335,600円が予定されています。
結果として、初年度年額は、973,600円となっています。
その他の項目としては、維持管理費や生徒会費、そして給食費などが加算されています。
ただし、ここには制服などの費用は含まれていないことを、注意してください。2年時以降については、入学手続きの関係の費用がなくなるため、年間70~80万円前後となります。
学校生活としてまず注目すべきはバス通学と給食です。
特に給食は、完全給食制となっているため、家庭でお弁当を作る必要はありません。
バスは近くの主要駅から出ており、最大で10個前後のバスが通っていることになります。
そのため、どの地域からでも通うことが出来るでしょう。
また土曜授業については、基本的に休みとなっていますが、特別講習が毎週のように組まれており、参加率が非常に高いものとなっています。
日々の学校のカリキュラムでは、1コマ50分の授業が、午前・午後ともに3コマずつ入っているため、かなりしっかりと学校生活を行えるようになっているといえるでしょう。
学校行事も一般的な中学校に備わっているものは、全て持っていますが、他にも演劇鑑賞や英語研修など、様々な体験が詰めるような仕組みも出来上がっています。
まとめ
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校は、全校生徒合わせて100名前後の小さな中学校といえますが、そのため、一人一人までしっかりと目が行き届いた教育を受けることが出来ます。
得意なことを引き延ばしていく教育の重要性が叫ばれる現代では、非常に良い環境が整っているといえるでしょう。
また小さいながらも部活動や学校行事などもかなり真剣に取り組むため、充実した中学生活となるのは間違いありません。
ぜひ、秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校について注目してみてください。
じゅくみ〜る編集部のお役立ち情報課です。
学校情報や勉強法などの受験や学習に役に立つ情報を発信します。