市川中学校の基本的な情報
市川中学校は千葉県市川市にある私立中学で、1937年に設立されました。自然公園が近くにある、豊かな自然の傍で勉強のできる環境にあります。
教育理念として「個人の尊重と自主自立」を掲げており、その実現のための三本柱として考えているのが「独自無双の人間観」「良く見れば精神」「第三教育」の三つです。
生徒一人ひとりの個性を見つめ育て、生徒が自分自身を教育していく喜びと出会えるような指導を行い、一人ひとりの個性を大切に、こころの教育を実戦するのが、こちらの教育理念です。
■学生の総数
総生徒数は990名
男子生徒 | 女子生徒 | |
---|---|---|
1年 | 205 | 119名 |
2年 | 199名 | 140名 |
3年 | 201名 | 126名 |
合計 | 605名 | 385名 |
■併設校や系列校
併設校、および系列校は以下の5校になります。
市川学園幼稚園、市川学園八千代台幼稚園、市川学園第二幼稚園、市川学園西の原幼稚園、市川高等学校
進学の際には市川高等学校に進む生徒が多く、中学に通う生徒の中には、併設の幼稚園に通っていた生徒も多数います。
■入試に関する情報
受験することのできる学科は、全日制の普通科のみです。
試験区分は一般入試の二回と英語選択入試、帰国生入試の全部で三つに分けられています。なお、全ての受験料は24000円で一律になっています。
では、それぞれの試験区分について詳細な情報を見ていきましょう。
一般入試
一般入試には第一回、第二回があります。
第一回
募集人数 | 男性180名 | 女性100名 |
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合格発表 | ホームページ1月22日11:00〜 | 掲示1月22日13:00〜17:00 |
入学手続き | 1月24日15:00まで | |
出願 | 1月20日 |
※なお、募集人数は英語選択入試も含まれています。
第二回
募集人数 | 男女合わせて40名 | |
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合格発表 | ホームページ2月4日17:00〜 | 掲示2月5日9:00〜13:00 |
入学手続き | 2月5日9:00〜14:00まで | |
出願 | 2月4日 |
試験内容はともに国語算数理科社会です。
英語選択入試
一般入試の第一回の募集定員内に入ります。
合格発表 | ホームページ1月22日11:00〜 | 掲示1月22日13:00〜17:00 |
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入学手続き | 1月22日〜24日15:00まで | |
出願 | 12月14日〜1月16日 |
入試試験は国語算数、英語AとBの4教科です。
帰国生入試
こちらは12月と第一回の一般入試と同時に行われる試験の二回の試験があります。
12月試験について
募集人数は12月試験は若干名
合格発表 | ホームページ&掲示12月11日10:00〜17:00 |
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入学手続き | 12月11日〜13日15:00まで |
出願 | 11月9日〜12月5日 |
入試科目は、12月のみ英語選択入試と同じです
第一回の試験について
第一回試験は第一回の募集定員に含められるようになっています。
第一回の試験では、第一回試験と同じ内容になります。
合格発表 | ホームページ1月22日11:00〜 | 掲示1月22日13:00〜17:00 |
---|---|---|
出願 | 12月14日〜1月16日 |
2017年度の入試結果
2017年度の入試における、募集人数と合格者、合格者の最低合格点を紹介いたします。
募集人数 | 応募者数 | 合格者数 | 最低点 | |
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第一回 | 280名 | 2674名 | 1179名 | 男子238点女子241点 |
第二回 | 40名 | 552名 | 85名 | 277点 |
■市川中学校の部活動について
運動部
運動部では硬式テニス部が104名で最多の部員数になっています。男子八割、女子二割程度の割合です。
過去三年のうちに全国大会に出場している部活にはハンドボール部と応援部があります。
運動部は平均で週5日は部活動があり、最高でも週6日と平均的な部活日数になっています。
文化部
文化部の最多部員数を誇るのは、ブラスバンド部が下の82名です。ついでオーケストラ部の68名になります。
文化部の中でも、市川中学には全国大会に出場している部活があります。
囲碁、将棋部が男子のみの部活ながらも過去三年間の内に全国大会に出場しています。
■高校およびその後の進路として進学している生徒の大学について
高校
高校は併設校に高校があるため、ほとんどの生徒が市川高校への進学を選択しています。
その後の大学の進路については大学付属校ではないために、多岐にわたります。
国公立
市川中学卒業生からは、東大に過去三年間で40名が進学しています。昨年度でも18名も進学しており、東大生を多く輩出しているのが分かります。
京都大学にも進学者はいるものの、三年間で9名です。去年は三年間で最多の5名が進学しています。
他に北海道大、九州大、名古屋大、大阪大、筑波大などに進学している生徒がいます。
私立大への進学者と比べると少なくはなっていますが、他校と比べると多い方です。
私立大学
早稲田、慶応、上智、明治、中央、立教、法政などの有名私立大学への進学者や、のべ13校の医科大学にも進学者がいます。
特に早稲田には年間過去三年のうち、去年おととしで140数名が進学しているようです。
文科省管轄外の大学
防衛大、防衛医科大学、水産大、気象大、国立看護大などにも過去三年間に進学者はいます。
ちなみに去年は防衛医科大学に一名のみが進学しています。
■初年度に必要になる学費について
初年度の総額が891,600円です。
入学手続き金に330,000円がかかり、一年終了時までには授業料、施設費、その他を含めて561,600円、授業料が384,000円という内訳になっています。
その他には生徒会費や後援会費が含まれ、21,600円、残りが施設費です。100万円の大台は超えないものの、そこそこ高い部類にはいります。
■勉強や行事などの学生生活について
学習について
カリキュラムは六ヶ年一貫教育とし、中学二年までに3年までの内容を消化できるようにしています。
定期的な補修、夏期講習、さらには土曜授業として通常授業と午後の土用講習を開講しているので、学習面においてのサポートはばっちりです。
学校行事について
主だった学校行事は文化祭、体育大会、遠足、夏期講習、修学旅行、合唱祭です。
合唱祭では生徒たちによる作詞が行われ、芸術大会で生徒が芸術に触れる機会を確保しています。
■まとめ
以上が市川中学校の情報になります。
進学情報やカリキュラムなどからも分かる通り、かなり学習面に力を入れている学校というイメージの強い中学校です。
十二分な成果もでているようで、全国大会に出場している部活動もいくつかあるので、そちらもおろそかにしてはいません。
少々厳しめな学習や生活になる可能性もありますが、子供により高いレベルの教育を受けさせたい、より高みを目指してもらいたいという親御さんにとっては選ぶ価値の高い中学校だと言えるでしょう。
ただ、試験で応募者数の半数以上が不合格にされていますので、それなりの準備と競争が必要不可欠になってきます。
多少の無理はあるかもしれませんが、酷く無理をさせないよう子供のレベルにあっているかどうかを見極めてあげて、受験するかどうかを決定してあげましょう。
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