東進衛星予備校と東進ハイスクールの違い
東進衛星予備校の料金を知る前に、東進衛星予備校と東進ハイスクールの違いについて確認しておきましょう。東進衛星予備校と東進ハイスクールは、同じ東進という名前を掲げていますが、異なる塾です。
東進衛星予備校は、株式会社ナガセという人材教育会社とフランチャイズ契約をして、運営している予備校です。一方、東進ハイスクールは、株式会社ナガセが運営する直営の予備校です。ビデオ授業を行っていることは共通点ですが、展開規模や開校時間に違いがあります。
東進衛星予備校の料金は?
ここでは、東進衛星予備校の料金を詳しく解説します。費用をお得にするためのコツや、支払い方法にもご紹介するので、入塾を検討する際の参考にしてください。東進衛星予備校は他の塾と料金体系が異なるため、きちんと費用の仕組みを理解しておきましょう。
■料金の内訳は入学金・通期講座受講料等
東進衛星予備校の料金システムは、入学金+通期講座受講料+担任指導費+模試費です。
通期講座受講料とは、テキスト代を含む授業料のことをいいます。担任指導費は、担任や担任助手による面談や報告会などの、学習指導費のことです。模試費は東進模試の受験に必要で、入学時に必ず支払う必要がある費用です。
■まとめ買いでお得になるユニットとは
東進衛星予備校では、ユニット料金が設定されています。ユニット料金とは、複数の講座に申し込むことで、通常料金よりも安くなるセット料金です。ユニットには、「志望校通期ユニット」と「講習ユニット」があり、講座内容や費用に違いがあります。
それぞれ、5ユニットを受講する場合の料金と割引金額を以下に記載します。
志望校通期ユニット
お申し込み時に年間講座をセットで申し込むパックです。志望校定期ユニット料金には、指定講座数分の受講料、高速基礎マスター講座受講料、テキスト代などが含まれます。
ユニット数 | 指定講座数 | 定額 | 割引額 |
5 | 5 | 約350,000円 | 約30,000円 |
講習ユニット
講習ユニットの指定講座数は、授業回数5回以下の講座を1ユニットとしてカウントしています。指定講座数分の受講料、テキスト代などが含まれます。
ユニット数 | 指定講座数 | 定額 | 割引額 |
5 | 5 | 約87,500円 | 約11,500円 |
ユニット料金は、学年やユニット数によって料金が異なります。詳しい料金に関しては、直接問い合わせて確認しましょう。
■大学受験に向けた東進衛星予備校の料金詳細は?
東進衛星予備校の料金を高校生、浪人生、中学生の学年ごとにご紹介します。大学受験を控えている生徒は、こちらの料金を参考にしましょう。東進衛星予備校の料金システムは、毎月支払う月額料金ではなく、受講する講座数を購入し、授業を受ける形式です。ここでは、月額、年額の費用を記載するので、他の予備校との比較検討の参考にしてください。
なお、東進衛星予備校は、東進ハイスクールの入塾を検討されている方向けに、体験授業として無料の特別講習が開催されています。在校生向けの夏期講習や冬期講習は行われていません。
高校1年生の場合
以下の表は、大学受験を目指す高校1年生が、志望校通期ユニットで3講座を受講した場合の料金です。ユニットで受講する場合はユニット割引があり、お得になります。
他の塾と料金を比較しやすいよう、授業時間を60分で換算しています。実際の授業時間は()内に記載しています。
入学金 | 約32,400円 |
担任指導費 | 約32,400円 |
授業料 | 1授業:約4,200円/60分(90分) 月額:約18,900円 年額:約226,800円 |
模試費 | 約10,800円 |
割引後の総額 | 約207,365円 |
高校2年生の場合
以下の表は、大学受験を目指す高校2年生が、志望校通期ユニットで4講座を受講した場合の料金です。ユニットで受講する場合はユニット割引があり、お得になります。
他の塾と料金を比較しやすいよう、授業時間を60分で換算しています。実際の授業時間は()内に記載しています。
入学金 | 約32,400円 |
担任指導費 | 約32,400円 |
授業料 | 1授業:約4,200円/60分(90分) 月額:約25,200円 年額:約302,400円 |
模試費 | 約12,960円 |
割引後の総額 | 約276,480円 |
高校3年生の場合
以下の表は、東進衛星予備校の高校3年生が、志望校通期ユニットで5講座を受講した場合の料金です。他の塾と料金を比較しやすいよう、授業時間を60分で換算しています。実際の授業時間は()内に記載しています。
入学金 | 約32,400円(税込み) |
担任指導費 | 約32,400円(税込み) |
授業料 | 1授業:約4,200円(税込み)/60分(90分) 月額:約36,360円(税込み) 年額:約378,000円(税込み) |
模試費 | 約25,920円(税込み) |
割引後の総額 | 約358,560円(税込み) |
浪人生の場合
東進衛星予備校は、浪人生用のコースもあります。
志望大学に合わせてコースを選ぶことが可能ですが、基本的に通年で20講座(1講座:20回)を受講するという設定があります。料金は概算で80万円前後掛かるようです。さらに、夏期講習など特別授業を受けたい場合は、別途で料金が必要です。
中学生の場合
東進衛星予備校は、大学受験を目標に学習したい生徒なら、中学生でも受講することができます。受講可能な講座は、高校1年生と同様です。
以下の表は、中学3年生が志望校通期ユニットで3講座を受講した場合の料金です。ユニットで受講する場合はユニット割引があり、お得になります。
他の塾と料金を比較しやすいよう、授業時間を60分で換算しています。実際の授業時間は()内に記載しています。
入学金 | 約32,400円 |
担任指導費 | 約32,400円 |
授業料 | 1授業:約4,200円/60分(90分) 月額:約18,900円 年額:約226,800円 |
模試費 | 約10,800円 |
割引後の総額 | 約207,365円 |
■安くするための料金に関する知識
入塾前に、より安く利用するための制度や、注意すべき入金の規定なども知っておくと便利です。
なお、解約手数料の上限は約20,000円です。
学費ローン(分割払い)
学費ローンを組むことが可能です。分割回数は、3・6・10・12回から選べますが、ローンを利用するには所定の審査が必要です。
中途解約
浪人生として入学金や学費を納付したものの、補欠合格などで後から合格した生徒に対し、納付した学費が返還されます。3月31日までに申し出れば、受けていない授業数や手数料などを引いた額が返金されます。受講していた講座内容などにより返金額が変わるため、解約したい場合は直接問い合わせてみましょう。
数学特待制度
高0生(中3生、中2生)で、一定の成績基準を満たしている生徒を対象に、入学金の割引や、数学の通期講座が無料になるなど、お得な制度を行っている場合があります。
講座キャンセル料金
通期の講座で、解約数が5コマ以内の場合、申し込みから30日以内なら、「テキスト代・POS費・通った授業数・解約手数料」を引いた分の費用が返金されるようです。
受講していた講座内容などにより返金額が変わるため、講座の変更やキャンセルをしたい場合は、直接問い合わせてみましょう。なお、解約手数料の上限は約20,000円です。
クレジットカード不可
東進衛星予備校の場合、入金時にクレジットカードの使用はできません。銀行振込か、ATMにて支払いをする必要があります。
■料金の支払い方法
東進衛星予備校の学費納入は、一括払い、分割払いのどちらかを選択できます。
一括払いの場合
銀行振込、または、ATMで支払えます。ATMでの振込の場合は、願書番号(8桁)・部門コード(2桁)・校舎コード(4桁)の入力が必要です。なお、振込手数料は申し込み者の負担となります。
分割払いの場合
提携の学費ローンを利用でき、支払い回数は3~12回を選べます。申し込みの際、自動振り替えのための銀行口座の情報と、当該銀行口座の届け印が必要です。なお、学費ローン利用の際は、所定の審査があります。
料金以外の特徴も確認
料金だけでなく、東進衛星予備校の合格実績や、実際に通う生徒の評判も参考にしましょう。
■合格実績
東進衛星予備校の合格実績は、株式会社ナガセグループに属する、東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾を総合した数値として公開されています。合格実績から、多くの東大生や京大生を輩出していることが分かります。
以下は、旧帝大、早慶、MARCH、関関同立の2019年の合格実績です。
旧帝大 | 早慶 | MARCH | 関関同立 |
2,998人 | 4,531人 | 11,982人 | 9,969人 |
東進ハイスクールは現役合格にこだわり、合格実績も現役生のみの数値となっています。
■気になる評判・口コミ
東進衛星予備校が選ばれている理由として、映像授業を扱っていることにより自分のペースで学べることや、授業内容の質の高さが挙げられています。一方で、「料金が高い」「講師のレベルにばらつきがあり、思うような指導を受けられなかった」という意見もあるようです。
以下は、東進衛星予備校の口コミを一部抜粋したものです。
生徒一人に一人ずつ、現役大学生チューターが担当につき、アドバイスしたり、はっぱをかけてくれる。高校生たちが憧れるような難関大学生ばかりで、休憩時間などに受験生時代の苦労や乗り越え方、充実した大学生活の話をしてくれ、受験勉強のモチベーションを上げてくれた。ビデオ授業なので、わからない所から何度でも巻き戻して、都合のいい時間に勉強できるので、部活動や学校行事との両立がしやすかった。
映像授業なので、自分のペースで進められるのが良かった。また、進みが遅い場合には担当の職員が管理してくれるため、遅れることもないので安心。授業の質も、林修先生をはじめとした有名な講師がしてくれる授業のため、非常に良いものであった。登校せずとも、自宅受講の利用で家や学校でも授業をスマホひとつで受けられるのが良かった。
料金の高さ。便利さや授業の質を考慮したらある程度納得はいくものであるが、他の塾と比べても割高だと感じる。授業をしてくれる先生が実際に近くにいるわけではないので、わからないところの質問対応が後日になることがたまにあった。
入塾の際にある程度自分の得意、不得意を先生方と相談したうえで、自分が今後受けたいと思う教科を徹底的に克服していくことができる。また、動画を視聴するタイプの塾なのでゆっくり自分のペースで進められる。
東進衛星予備校の料金体系を理解して入塾を判断しましょう
東進衛星予備校の、高校生、中学生、浪人生の学年別の料金詳細や、料金がお得になるユニット料金、費用の支払い方法について解説しました。東進衛星予備校は、受講する講座数やユニットによって、料金が異なります。生徒の目標に合わせて必要講座を選択し、料金を確認しましょう。
東進衛星予備校は、大学受験に向けたさまざまな講座がそろっていて、多くの難関校の合格者を輩出している予備校です。一方で、料金が高い、教室によって講師のレベルにばらつきがある、という意見もあります。料金だけでなく、実績や評判なども把握したうえで、入塾を検討しましょう。
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