公立高校生の学年別の平均
文部科学省の統計によると、公立高校に通う高校生の塾の支出率は35.4%です(※)。学年別の平均は以下の表の通りです。高校1年生に比べて高校3年生の支出率は増えるものの、10%未満の増加です。
全体 | 高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 |
---|---|---|---|
35.4% | 30.8% | 36.9% | 38.7% |
※学校を含めた学習費のうち塾が占める支出率。
私立高校生の学年別の平均
私立高校に通う高校生の支出率の平均は43.6%です。35.4%の公立高校に比べて、全体的に高めの割合になっています。
学年別の増加率は公立高校とあまり大きな差はありませんが、高校3年生では約半数の学生が塾に占める割合が増えます。大学受験を控え塾に通い出す学生が増えるほか、1人あたりが授業数を増やしたケースも考えられるでしょう。
全体 | 高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 |
---|---|---|---|
43.6% | 38.8% | 45% | 47.1% |
中高一貫校の平均は?
以下の表は、公立中学校と私立中学校における学年別の塾の支出率です。中高一貫校そのものの平均は明らかではありませんが、多くの私立中学校の多くが中高一貫校であることからおおまかな割合を確認することができます。
公立の中学生の支出率は高校3年間で大きく増加する一方で、私立中学に通う学生の増加率はほぼ横ばいであることがわかります。私立中学校の多くは高校入試へ向けた勉強が必要ないにもかかわらず、支出率の半数以上が塾を占めています。
全体 | 高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 | |
---|---|---|---|---|
公立 | 68.9% | 57.9% | 67.8% | 80.4% |
私立 | 54.8% | 52.8% | 55.4% | 56.2% |
高校生は塾にいつから通うべき?
■明確な基準はない
高校生が塾に行くタイミングには、明確な基準がありません。学年が上がるにつれて塾の支出率は増えるものの大きく増加しているわけではないことからもわかるように、◯年生になったら行くべきといった決まりもありません。
■塾・予備校に通うタイミングの目安
塾・予備校には必要性を感じたタイミングで通うようにしましょう。たとえば以下のようなケースがあげられます。
- 苦手な科目があり自分だけでは解決できない
- 受験に向けて適切な学習計画を立てるのが苦手
- 志望校へ向けてプラスアルファの学習をしたい
- 学習する環境が不十分
■定員の締め切りに注意
予備校によっては、一定の時期を過ぎると募集を締め切ってしまうケースがあります。なかには、高校3年生の春には入塾を締め切ってしまう予備校も存在します。予備校に通うべきかどうか迷っている場合は、3年生になるタイミングで1度検討しておけると安心ですね。
じゅくみ〜る編集部の塾・予備校紹介課です。塾選びに悩む受験生や保護者の方におすすめの塾や予備校をご紹介します。