周りの刺激を受けカリキュラム通りに進む「集団授業」
集団授業は文字通り、複数の生徒に対して先生ひとりが授業をします。周りに同じ目標を持った仲間がいるので、刺激を受けながら授業に取り組むことができるでしょう。集団の環境に慣れていれば、受験生がたくさんいる入試の時にも過度な緊張をせずに済みますね。
ただし、カリキュラム通りに進むケースが多いため、授業中にわからない部分があるとその後の授業に付いていけなくなってしまう可能性があります。集団授業を受ける場合は、自分のレベルに合ったコースを選ぶ必要があるでしょう。予備校によっては、授業後に講師やチューターに質問できるなどのフォローを行っているところもありますよ。
生徒一人ひとりのペースに合わせた「個別指導」
個別指導では、生徒少数に対して先生ひとりが付いて指導をします。生徒のペースに合わせて授業をしてくれるので、しっかりと学習の理解を深めることができるでしょう。カリキュラム通りに進む集団授業と異なり、万が一休んでしまっても単元が進んでしまう心配がありません。部活動などで忙しい生徒でも安心ですね。
一方で、生徒のペースに合わせると予定のカリキュラムよりも遅れてしまう可能性があります。個別指導の場合、志望校に向けて計画的に指導できる先生を選び、生徒自身も学習進度を意識して取り組む必要があるでしょう。
ハイレベルな授業をいつでも受けられる「映像授業」
映像授業は、あらかじめ録画しておいた予備校の授業をパソコンを通じて受ける形式です。代表的な予備校として東進ハイスクールがあげられるでしょう。映像授業には、レベルの高い講師の授業を誰でも受けられるというメリットがあります。何度でも復習することができ、きちんと理解を深めることができる点も映像授業のメリットです。
また、自分の好きなときに授業を受けることができるので、学校生活が忙しくても安心です。なかには近くに予備校がない生徒のために、自宅で授業や指導を受けられるようになっている予備校もありますよ。
ただし、何度でも復習することができ、いつでも受けられる点で緊張感が欠けてしまいやすいというデメリットもあります。気づいたら周りよりも大幅に遅れていたということにならないよう、学習管理には気を付けましょう。担任が付いて生徒の学習管理をサポートしたり、Web上で学習の進度を可視化したりしてくれる予備校もあります。
授業をしない予備校も
授業形式以前に、そもそも授業をしないという予備校もあります。武田塾では、授業をしない代わりに、参考書を通じて生徒が徹底的に理解を深められるよう指導します。
その他にも授業とは別に、推薦入試の生徒のために面接の指導や医学部入試向けのディスカッション指導を行っている予備校もあります。多様化する大学入試の形式に合わせて予備校の授業にもさまざまなものが増えているため、主な3種類以外の授業形式もチェックしておけると良いですね。
じゅくみ〜る編集部の塾・予備校紹介課です。塾選びに悩む受験生や保護者の方におすすめの塾や予備校をご紹介します。