【道山ケイ】
思春期の子育てアドバイザー
元中学校教師
のべ1万組以上の親子へ「勉強法」や「親子の接し方」などのアドバイスを行っている。
元中学校教師【道山ケイ】が中学生とそのお父様・お母様に向けて役立つ情報を発信しています!短期間で成績が上がる勉強法・高校受験で失敗しないための秘訣・不登校の解決策・思春期の子どもの特徴・反抗期の子育て方法など。
中学生に勉強方法を教える<<元中学校教師>>道山ケイの公式サイトです☆成績を上げる方法だけでなく、思春期の子どもに対する接し方や不登校の原因なども解説します。小学生から高校生までの子供を持つ親向けに子育て支援などもしています!
塾に通うメリット
■子どもが塾に通うメリットを教えてください。
まず、塾に通うメリットは4つあるかなと思います。
一つ目として、塾に行くと友だちに会えることが大きいです。
保護者は意識していないかもしれませんが、近年の子どもは、学校が終わった後に塾に行くので友だちと遊ぶ時間がない傾向があります。そういった子たちは、塾に行って友だちとしゃべるきっかけがあると、友だちと良い関係が築けるというメリットがあります。
二つ目は、塾の先生に悩みを相談できることです。
悩みというのは、もちろん勉強の悩みもですが、親子関係や友だち関係、学校の先生の悩みなどがあります。ひとりで抱えているものを塾の先生に話せると、子どもたちの心はかなり楽になるのかなと思います。
三つ目は、学習面で理解できないところを質問できることです。これは、一番イメージしやすいメリットですね。
最後に四つ目として、自習室がある塾であれば、家で勉強したくないときに利用できることが挙げられます。
塾に通うデメリット
■塾に通うデメリットも教えていただきたいです。
これもすごくシンプルですが、塾に通うデメリットは3つ挙げられると思います。
一つ目は、塾に通うにはお金がかかることです。
自宅で勉強したら0円ですが塾に通うと毎月3万円とか5万円とか、塾まで公共交通機関を利用するなら交通費がかかるとか、経済的な負担があります。
二つ目が、塾に通うのに時間がかかることです。
家から5分程度で通えるようなら該当しませんが、電車で1時間ほどかけて進学塾に通っている子もいると思います。その場合は、行き帰りの時間を有効活用しないと逆に成績が上がらないことがあるので注意が必要です。
最後、三つ目が、夜間に外に出るリスクですね。
保護者が毎日送り迎えしている場合は問題ないですが、多くの子は自転車などで通っていますよね。夜の通塾時に、トラブルに巻き込まれるリスクがあることもデメリットといえるでしょう。
塾に通うべき人
■塾へ通うメリットとデメリットを踏まえて、塾に通うべき子どもと通わなくても良い子どもの違いがあれば教えてください。
塾に通うかどうかは、子どもの意思ですね。
子どもが「塾に行きたい」や「塾で勉強を頑張りたい」といっている場合、塾に入るだけで成績が上がる子はたくさんいます。その場合、僕自身も塾に入れたほうが良いとアドバイスをしています。
一方で、子どもが行きたくないのに、親が成績を上げるためにとりあえず塾に通わせているケースがあります。この場合、恐らく、よほど先生の実力がない限り、成績を上げることは難しいでしょう。
なぜなら、子どもが拒絶しているので、塾で心を開いて勉強したりコミュニケーションをとったりするのは大変なことだからです。なので、子どもの意思によって塾に通うかどうかを決めることが、一番大切かと思います。
■子どもが塾に通いたいと思うきっかけは、どのようなことが多いでしょうか。
これは、ほとんど100%の確率で友だちですね。
最初は友だちが通っているからというきっかけがほとんどです。
■たとえば、嫌々塾に通い始めたとして、そのうち塾が面白いと気づく場合もあると思います。そこで、子どもが楽しめそうか、それとも楽しめなさそうかを見極めるコツがあれば教えていただきたいです。
これは、さまざまな塾や授業を体験させてみることがすごく大事です。
僕がサポートした方の中にも、最初は通塾が乗り気ではなかったけれど、いざ通ってみたらすごく楽しいと無理なく続けている子もいます。なので、最初は子どもが乗り気でなくても、さまざまな塾の体験だけやらせて、選択の幅を広げてあげることもきっかけ作りのひとつですね。
塾選びの際に気を付けたいポイント
■塾といっても、集団塾や個別指導塾などいろいろありますよね。塾選びのポイントはありますか。
塾選びは、子どものタイプによって変わります。
たとえば、学校の授業はオール3ぐらいの子に合わせて進めているんですね。だから授業をしっかり受けていたら、普通に考えて偏差値50くらいの高校には行けるんです。
ただ、偏差値70など上のレベルを目指そうと思ったら、学校の授業のレベルだけでは足りません。授業で足りない学習を塾で補いたいのであれば、少しレベルの高い集団塾に入れるのはアリです。
逆に、学校のオール3の授業にも付いていけない子を集団塾に入れたところで、もう一度学校に通っていることと同じようなものなので、この場合は個別授業を行っている塾のほうが、成績が上がりやすいといえます。
このように、子どもの学力状況や性格に合わせて塾を選ぶことが、すごく大事だと思います。
■塾を決める際に体験も必要だと思うのですが、どれくらいの期間通うと、合う、合わないということがわかりますか。
塾の体験は1回行っただけでは、合うかどうかわかりません。
なので、塾でも家庭教師でも、1ヶ月は体験するようにアドバイスしています。
今は、1ヶ月間の無料体験期間を設けていたり、1ヶ月間試して授業が合わなければ返金したりといった塾や家庭教師が増えてきているので、最初から年間契約しかできないところはやめたほうが良いとアドバイスしています。
■一定の体験期間や返金制度があるかどうかも、塾選びの選択の指針になるということですね。
そうですね。
年間契約してからうまくいかなかったときに、親としても1年間授業料を払い続けるリスクは大きいですよね。その辺りを考えると、どれだけ実績がある塾だとしても1ヶ月ほど体験してから入塾を決めたほうが良いと思います。
■なるほど。塾選びは子どもの意思を大切にすること、子どもにさまざまな塾を体験させて選択の幅を広げてあげることが大切なのですね。
とても勉強になりました。道山ケイさん、ありがとうございました!
※インタビュアー:青木
インタビューの様子はYouTubeチャンネルにて公開中です!
■さらに詳しく知りたい方はぜひ、ご覧ください。
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