もう定期テストは怖くない!中学生のテスト対策に効果がある授業の過ごし方と勉強法

もう定期テストは怖くない!中学生のテスト対策に効果がある授業の過ごし方と勉強法

この記事では中学生の定期テスト対策を紹介します。


中学生必見!定期テストの点数アップ大作戦

中学生から定期的に訪れる中間、期末の定期テスト。その日が近づくと、憂鬱な気分になる学生さんも多いと思います。下のチェックリストに当てはまることを多くしている方は、もしかしたら定期テストが苦手な方かもしれません。

この記事を読んで問題を改善すれば、きっと点数もグッと伸びるはずです。

チェックリスト

□授業中は友達と話している
□テスト直前に詰め込み勉強する
□プリントを一箇所にまとめて整理するのが苦手だ
□授業でノートを取っていない
□スマホやゲームを触ると、気づいたら2時間くらい経っている

定期テスト対策の基本は日々の授業

高校入試と違い、中学校の定期テストは事前にテスト範囲もしっかり分かっていますし、直前に勉強した内容が確実にテストに出ます。

つまり、日々の授業をしっかり受けられているかどうかで定期テストへ向けた準備がしっかりできているかどうかがだいぶ変わってきます。

定期テスト対策その1、先生が強調するポイントを覚えよう

授業中に先生が「ここ重要だよ」「これテストに出るよ」と強調するポイントが必ず出てくると思います。そう言ったポイントはノートでも蛍光ペンでマークするなどしておきましょう。

自宅に帰ったら強調されたポイントを中心に復習を行い、自分で理解できない場合は保護者の方に意味を確認するなどして、必ず理解して覚えるようにしましょう。

また、テスト直前にノートを見返す際に、蛍光ペンでマークされたポイントだけをおさらいするだけで点数がだいぶ変わります。

定期テスト対策その2、授業中に配られた配布物はしっかり保管しよう

先生が作ったプリントからテスト問題が出ることもよくあります。テスト前に忘れずに確認できるよう、普段から教科ごとにプリントは1箇所にまとめて整理をしておき、いつでも見返すことができるようにしましょう。

定期テスト対策その3、毎日少しずつ復習しよう

人間は新しいことを覚えても、次の日にはそのうちの約65%が忘れられてしまうと言われています。

定期テスト対策の基本になる日々の授業も、テスト直前に全部見直すのではなく、毎日その日勉強したことを10分でもいいので復習をすることで記憶に残りやすくなり、テスト前の学習がとても楽になります。

中学定期テスト前の過ごし方はここをおさえる!

次に、テスト前に過ごし方を具体的に見ていきましょう。

まずは教科書を復習しよう

テスト前にはもう一度テスト範囲の復習を行いましょう。教科書の内容を一通り読んで理解することが大事です。

もしこの段階で教科書に書いてあることの意味が理解できなかったら、保護者の方か学校の先生、塾の先生や勉強の得意な友達など、周りの人の力をかりて「わからない」状態をなくすようにしましょう。

得意な科目から始める

人間の脳は、何か物事を取り組む時に(特に自分が好きなものでない場合は)初めの一歩を踏み出すことがとても難しく感じるようにインプットされています。逆に、簡単なものを始めることに難しさは感じません。

また、簡単なことを行ううちに脳はどんどん活発に働き、難しい問題へも積極的に挑戦できるようになっています。

テスト勉強に取り組む時は、簡単な問題や自分の得意な科目から勉強をスタートさせ、やる気スイッチを入れてから難しい問題にチャレンジするようにしましょう。

前後の流れを掴む

数学や理科の公式、歴史などは公式や年号をそのまま丸暗記するのではなく、「何でその公式ができるのか」「どう言った流れで事件は起きたのか」など、前後の流れと一緒に覚えると理解が一層深まります。

公式の成り立ちを一緒に覚えることで、基礎的な考え方も一緒に身につくので、確実に覚えることができます。

今までの小テストを読み返す

授業中に先生が出す小テストから同じ問題が出ることも多くあります。普段の小テストも捨てずに保管しておき、テスト前に間違えた問題を中心に一通り復習することで点数アップにつながります。

短い時間で集中する

人間が集中力を発揮できる時間は意外と短く、平均20分-30分程度と言われています。

なので、1時間の中でも25分勉強して5分休憩するというサイクルを2つ作るイメージが良いです。25分で1単元勉強するといった進め方がオススメです。

タイマーを使う

人間は時間が限られているとわかっていると集中できるようになります。勉強する時は1回25分とタイマーを設定して、それを目の前においておくとその時間内に終わらせようという心理が働き、集中できるようになります。

また、休憩時間も時間を決めてタイマーを設定することで、だらだらせずに気持ちの切り替えができるようになります。

集中を奪うものを遠ざける

集中力を奪うものを自分から遠ざけることも有効です。

「勉強中はスマホを自分の部屋でなく、リビングに置いておく」など、自分から集中力を奪ってしまう「時間泥棒」を物理的に遠ざけてしまうと目の前の勉強に集中できるようになります。

テスト直前に無理をしない

テスト本番が近づくと、睡眠時間を削って、その分勉強時間を確保しがちになりますが、睡眠時間はテスト直前こそ多めにとったほうが良いです。

人間は眠っている間にその日に勉強したことや、その日の記憶を整理して記憶に定着させます。睡眠時間が十分でないとこの作業ができないことになりますので、せっかく時間をかけて勉強しても試験の時には抜けてしまっているなんてことがおこってしまいます。

また、睡眠時間が足りないと集中力も低下してしまうので、せっかく事前にしっかりと勉強していても本番で実力を発揮できないことになってしまいます。

睡眠不足は免疫力の低下も招きます。免疫力が低下すると風邪やインフルエンザにかかりやすくなるというリスクが大きくなります。風邪をひいて高熱のなか試験を解くなんてことがないように、睡眠時間はしっかり確保するようにしましょう。

各科目の勉強法

数学

数学はテスト範囲で出題される公式を、その成り立ちと一緒に理解することが第一歩です。その公式を使った例題や、教科書に出ている基本問題を解いてみて答え合わせを行い、自分がしっかり公式を理解しているかを確認します。

この段階で答えが間違っている方は、もう一度教科書を読み直し、ゆっくり時間をかけてもう一度基本問題を解いてみましょう。基本を理解するだけで、テストの点数は安定して取れるようになります。

基本を問題なく理解できているようであれば、問題集や小テストを一通り解き直し、自分が間違えた問題を中心に復習をしていきます。そうすることで点数アップが期待できます。

国語

覚えることで確実に点数が取れる新出漢字や語句はしっかりと暗記しましょう。

テスト範囲が広い場合はおぼえなければいけない漢字が多いので、テスト前から「毎日○個覚える」と計画を立てて暗記することが効果的です。

文章問題については、授業中に先生が強調した部分を意識して、読み直してみましょう。

登場人物の気持ちと行動の変化がポイントになることが多く、そう言った場面では接続詞(「だが」「そこで」など)がよく使われます。接続詞の前後で筆者がどのようなことを言っているのかを意識してみると良いです。

英語

テスト範囲で出てきた単語や語句は、国語の漢字と同じように普段から少しずつ覚えるように努力しましょう。

テスト範囲の教科書を読み直し、わからない単語や表現がないかチェックしましょう。教科書を読み直す時には、声に出して音読することをオススメします。

目で文章を追っていくだけでは読めない単語もなんとなくで読み進めてしまうこともあり、それだとしっかり理解していることにはならないからです。

また、テスト範囲で新しく出てきた文法を中心に練習問題を解いてみて、自分が文法を理解できているかを確認しましょう。

理科

理科も植物の部分の名前や実験器具のパーツの名前など、暗記をしていれば点数を稼げる部分が多いので事前に少しずつ暗記してしまいましょう。

先生が配ったプリントを見直し、教科書に出ている基本問題を全て解いてみて、わからない部分がないかチェックしましょう。

どの教科にも言えることですが、まずは教科書で説明されていることはしっかり理解することが大事です。自分がちゃんと理解できているかをチェックするためには、勉強した内容を友達や保護者の方に説明してみると良いです。

他人にしっかりと説明ができていれば自分が理解できている証拠です。

社会

社会は5教科の中でもっとも暗記するものが多い科目と言われています。逆に言えば、普段から少しずつ暗記をしていけば一番簡単に点数がアップする科目と言えます。

地理はテスト範囲で出てきた地域の特徴や特産物、工業製品など場所と物事をリンクさせて覚えると効率的に覚えることができます。

歴史はまず大きな流れを理解して、ポイントとなる年号で起こったことの原因と結果を一緒にまとめて覚えると間違いなく覚えることができます。

また、問題の中で出てくるキーワードと答えをリンクさせることも効果的です。例えば「1600年の( )戦いでは徳川家康の東軍と、石田三成の西軍が戦い家康が勝利した。」という問題が出てきた時は、「1600年」「徳川家康 東軍」「石田三成 西軍」という3つのキーワードから出てくる「関ヶ原」という答えをまとめて覚えると点数アップにつながります。

効率的に暗記する方法:翌日の復習がポイント

どの科目でもやはり暗記は多かれ少なかれ必要になってきます。

暗記が苦手な方はそれを聞くだけで嫌な気持ちになってしまいますが、暗記こそ覚えるだけで点数が稼げるので、効率的な暗記方法さえ知れば簡単に定期テストの点数アップにつながります。

この記事の前半でも書きましたが、人間は新しいことを覚えても、次の日にはそのうちの約65%が忘れられてしまうと言われています。新しい情報を記憶するために重要なのは「アウトプットを繰り返す」ことが重要です。

つまり、教科書を音読する、漢字をノートに書き写すなどとアウトプットを反復して記憶を定着させているということです。

人間の脳のつくりを考えると、新しく学習したものを翌日に10分復習することで記憶の定着率がアップすると言われています。

暗記が必要な科目を勉強するときには体を使ってアウトプットすることと、翌日に10分復習することを意識してみましょう。

科目別暗記法

社会

5科目の中で一番暗記することが多い社会。暗記が苦手な方は苦手な科目かも知れません。しかし、暗記のやり方さえマスターしてしまえば、一番の得意科目になる可能性も十分にあります。

社会の暗記のポイントは、「さっと覚えてひたすら問題を解く」ことです。先ほども説明したように、暗記で重要なのは「アウトプットを繰り返すこと」です。

覚えたことをテストで答えられるように、問題集をひたすら解いて問題と答えをリンクさせる練習をしましょう。定期テストで出る範囲の問題集を解き、問題で出てくるキーワードを覚えてしまうと本番のテストの時にはスラスラと答えられるようになります。

理科

理科の暗記のポイントは、単語とその意味をしっかり理解することです。理科では暗記した語句を答える問題と、暗記したことを使って計算する問題と2パターンの問題が出てきます。

言葉と一緒に言葉の意味(単位のなどはそれぞれの短期の計算なども同時に)を覚えて、計算問題にも対応できるようにしましょう。

理科も社会と同じように、問題集をひたすら解いてテストに備えることが重要です。まずは教科書で出ている基本問題を完璧に理解して答えれるように繰り返し解いてみます。それができるようになったら定期テストで高得点が期待できます。

英語

英語ではまず基本となる英単語を覚えることを意識します。

英単語をより効率的に覚えるには、英単語を単語カードに書き写して、オリジナルの単語カード帳を作ることもおすすめです。

覚えたい単語と読み方を表面に、その単語の意味と品詞(動詞、名詞、形容詞など)を裏面に書いて自分の単語カードを作ります。

それを勉強の合間や寝る前などにパラパラめくって覚えるやり方です。自分で単語を書き、読み方や品詞を調べるというインプットとアプトプットを行い、反復して練習がしやすいので英単語の暗記には効率的なやり方です。



単語カードを使った勉強のポイントは、作って終わりにするのではなく、単語カードを毎日眺めること。

1つの単語カード帳は多くても40語以上はいれないようにして、1日5—10分必ず1周することです。毎日反復して眺めることで、記憶を定着させます。

英単語をマスターしたら、テスト範囲で新しく紹介された英文法や構文を書き写し、意味を理解します。

また、教科書を一文ずつ音読してみて、読めない単語がないかチェックします。

毎日少しずつレベルアップすることが、テスト対策への最短の道

定期テストはテスト範囲の教科書を確実に理解しているかどうかで点数がだいぶ変わってきます。テスト前に焦って一夜漬けをした結果、散々な結果になってしまった…。

そんなことがないように、普段の授業を大切にして毎日少しずつ勉強をするクセをつけることが点数アップへの近道です。

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